2013年 08月 20日
彩泥 |
彩泥の紹介。
赤土で成形した物に、水で溶かした泥状の白土(白泥)を彩色しているので彩泥。
採泥は粉引の技法の応用ですが、本来は白い土があまり取れなかった時代に白い器を作るために用いられた技法のため、かけ残しなく全体を白く彩色しますが、現代では古陶の再現を目指している方以外では白泥の施し方は千差万別、自由に用いられているように思います。
スポンジで施しているので凹凸が表情となり、薄いところは生地の赤土と反応しオレンジやピンク色になったり、濃いところは生地との収縮差でヒビのような表情が出て面白いです。
ちなみにヒビのようになっているのは白泥がなっているものであって、器そのものが割れているわけではないので強度に問題があるといったこともありません。
益子焼の伝統釉は釉薬を厚くかけるものが多く、どうしても厚ぼったい見た目になり、重みもでます。
その点この仕事は泥も釉薬も薄くかけるので軽くシャープな印象の器が出来上がります。
益子の伝統釉を使うときは酒器、茶碗などの趣向品、和食器、花器などの作品が主。こちらは現代の食卓にも使いやすいような食器を主に作っています。
小林雄一
赤土で成形した物に、水で溶かした泥状の白土(白泥)を彩色しているので彩泥。
採泥は粉引の技法の応用ですが、本来は白い土があまり取れなかった時代に白い器を作るために用いられた技法のため、かけ残しなく全体を白く彩色しますが、現代では古陶の再現を目指している方以外では白泥の施し方は千差万別、自由に用いられているように思います。
スポンジで施しているので凹凸が表情となり、薄いところは生地の赤土と反応しオレンジやピンク色になったり、濃いところは生地との収縮差でヒビのような表情が出て面白いです。
ちなみにヒビのようになっているのは白泥がなっているものであって、器そのものが割れているわけではないので強度に問題があるといったこともありません。
益子焼の伝統釉は釉薬を厚くかけるものが多く、どうしても厚ぼったい見た目になり、重みもでます。
その点この仕事は泥も釉薬も薄くかけるので軽くシャープな印象の器が出来上がります。
益子の伝統釉を使うときは酒器、茶碗などの趣向品、和食器、花器などの作品が主。こちらは現代の食卓にも使いやすいような食器を主に作っています。
小林雄一
by natsudayo0705
| 2013-08-20 19:06
| 作品のこと